滑舌改善入門②:舌の使い方,滑らかトレーニング
コラム①では、滑舌を改善する4つのトレーニング法をあげました。具体的には
①舌の力をリラックス法
②舌の動き滑らか練習
③印象UP!息の出し方
④音のつながりスムーズ練習
でしたね。今回は、2つ目のトレーニングとして「舌の動き滑らか練習」を追加していきます。
感覚と動きのズレに注意
滑舌が悪い原因としては、感覚と舌の動きのズレが挙げられます。ズレがあると、自分が思った通りの滑舌を発揮しにくくなります。
この点、トレーニングを重ねると舌の筋肉と自分のイメージを近づけることができます。例えば、右利きの人が左手で箸を持つと最初はうまく食事をすることができませんよね。
しかし、正しい箸の持ち方の練習を繰り返していくと少しずつ左手で食事ができるようになります。
舌でも同じような学習が行われています。舌の感覚練習を繰り返し行うと、どのように舌を動かせば動きが変わるのかを脳が記憶します。
レッスン②-1 左右の感覚練習
目的
・左右の感覚のズレをなくす
・舌の自由自在度UP!
①左の口角に触れる
鏡を見ながら、舌の先端で左の口角に触ってみてください。
OK例
口角に舌の先端がピタッとついています。
NG例
舌の先端が上を向いてしまっています。自分では触っていると思ったけど、ズレていたら要注意です。
②右の口角に触れる
次に右の口角に触れてください。同じく感覚にズレがないかチェックしてみましょう。
③正確に10回
左右の口角に舌の先端でピタッと触れることを繰り返します。最初はピタッとくっついていた舌が、だんだんずれてくるかもしれません。
最初は仕方ないと思いますが、正確にピタッとを10回繰り返しましょう!
レッスン②-2 平衡感覚をUP
それでは、トレーニングを続けます。次は舌の平行感覚です。具体的には以下の4ステップで進めていきます。鏡を見ながら実際に行ってみてください!
目的
・舌の平行感覚UP
・舌の自由自在度UP!
①3本分-口を開ける
縦に指が3本入るくらい口を開けます。痛くならない程度でOKです。
②まっすぐ前に出す
舌をまっすぐ前に出します。床と平行になるように、できる限り舌を出してください。
◯正しい状態
・舌が口角と同じ高さにある
・舌が床と並行に出せている
×悪い状態
・舌が下/上を向いている
・舌が床と並行でない
③10秒キープ
②の状態で10秒、平行さをキープします。
◯正しい状態
・舌がプルプルしていない
・平行さをキープ
×悪い状態
・舌がプルプル動いている
・平行さがなくなる
④ 10セット練習する
①~③をトレーニングあたり10セット行うことをオススメします。
最初から出来なくてもO Kです!練習を繰り返すことで、舌をこう使うんだ!という感覚を鍛えることができれば、少しずつ舌を動かしやすくなります。
この練習は舌の筋トレをしても効果があります♪ぜひ、トライしてみてください!
レッスン②-3 お話練習
次に1分程度、文章を読み込んでみましょう。余裕がある方だけでOKです!
スマフォで録音しながら練習すると確認できるのでおすすめです♪
① 本を用意する
今読んでいる本、勉強中の本、好きなブログなどを用意します。1分程度読んでみます。その時の滑舌の感覚を確かめてみましょう。
② 滑舌トレーニングを実施
コラム①の舌のリラックス練習
コラム②の滑らか練習(左右,平行)
をします。それぞれ3セットぐらい行いましょう。
③ 舌を柔軟に使いながら読む
先程の練習の後は、いつもよりも舌の動きが滑らかになりやすいと思います。
・リラックスしながら動かす
・舌が躍動しているイメージを持つ
この2点を意識しながら1分程度読み込んでみてください。
④ 比較してみよう
最後に最初の朗読との変化を確認してみます。ちょっとだけでも改善できていれば充分OKです。多少噛んでしまったとしても、少しだけ話しやすくなったな!と感じたら充分です。
舌の運動は単純⇨複雑で練習
発音はとても細かい運動を狭い空間(口の中)で行う必要があり、舌の感覚を鍛えると以下のような効果があります。
「舌の感覚を鍛える」
↓
「舌の使い方が上手になっていく」
↓
「発音の正しい動作が身に付く」
↓
「滑舌が良くなる」
このような流れで滑舌を改善していきます。
とても地味な練習ですが、滑舌改善の基礎となる大切な練習です。いきなり発音の練習をしても、根本的な舌の癖が改善されていないと滑舌が改善しません。
焦らず、少しずつ練習を繰り返していきましょう♪
次回は発音時の息の出し方
次回のコラムでは、「印象UP!息の出し方練習」を追加していきます。もしコラム②をしっかりトレーニングした方は、明日でもOkです。ブックマークをして引き続き頑張っていきましょう♪
次のコラムはお知らせの下にボタンがあります。お知らせもお時間があるときにチェックしてみてくださいね(^^)
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著者
*出典・参考文献・書籍
1)小寺富子”言語聴覚療法臨床マニュアル 改定第2版”協同医書出版社(2004):348-397,418-439.
2)本間慎治ら”言語聴覚療法シリーズ7 改定 機能性構音障害”建帛社(2007):11-116.
3)西尾正輝“ディサースリアの基礎と臨床 第1巻 理論編”インテルナ出版株式会社(2006):49-72.
4)上田功. "音韻理論と構音障害 (< 特集> 正常な発話と逸脱した発話)." 音声研究 12.3 (2008): 3-16.
5)白坂康俊,熊田政信“言語聴覚士のための機能性構音障害”医歯薬出版株式会社(2012):20-229.
6)平野哲雄,長谷川健一,et al.”言語聴覚療法臨床マニュアル改定第3版”協同医書出版社(2014):364-439.
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