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滑舌を良くする発音のトレーニング方法とは
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~ 滑舌コラム ~ 滑舌コラム③:滑舌を良くする息の出し方

滑舌が悪くなる5つの原因をあげました。具体的には
「①舌が力んでいる」
「②舌の使い方が下手」
「③息を口の中心から出せない」
「④音の繋がりがうまくいかない」
「⑤舌の持久力がない」でしたね。

今回は、原因の3つ目である「息を口の中心から出せない」の解決方法を解説していきます。

滑舌を良くするトレーニング方法を解説しています

息の出し方で滑舌改善

息の出し方が大切

滑舌を改善するには、口の正中から息を出すことが重要です。息を正中から出すということは、口の中心から息のまとまりを出すことです。例えば、口の正中に少し太めのストローがあって、そこに息のまとまりが流れ込むようなイメージです。

口の両側から息が漏れることなく、まとまった呼気ができるようになるとしっかりと発音できるようになります。

滑舌と息の重要性  

例えば、リコーダーを吹くとき、横から空気が漏れてしまい音を出すことができないという経験はありませんか?息の出し方が下手な人は、発音するとき、この“息の漏れ”が起きてしまっているといえます。

「息を口の中心から出せない」
   ↓
「息が口の側面から漏れる」
   ↓
「音がちゃんと出せない」
   ↓
「練習しても発音が良くならない」

このような悪循環に陥ってしまいます。この状態で、発音動作の練習を頑張っても綺麗な発音を身につけることはできません。

まずは、息を正中から出すことが大切です。

レッスン③ 息を正中から出す

ここからは、トレーニングに進みます!

息のまとまりを口の真ん中から出し、発音に必要な息の使い方をマスターすることを目的として一緒に頑張っていきましょう。

具体的には以下の4つのステップで進めていきます。

息を正中から出す4ステップ

①舌トレをします。
舌トレについて詳しい方法を知りたい方へ。
こちら→(滑舌コラム①

②舌を上歯と下唇で軽く噛みます。
このときの力は支える程度で構いません。

③②の状態で、「いー」と発声します。
大げさに発音しているため、発音が曖昧になりますが気にしなくてOKです。
口の真ん中を息が通っていることを確認してください。

ポイントは、息の出る場所を意識するです。
息の出る場所は唇の中心です。

発音する音にもよりますが、
・唇の裏側
・舌の先端
に息が当たるようにしましょう!

④舌を戻して「いー」と発音します。
「い」だけでなく「し」「ち」「に」などのイ段の音も発音してみましょう。

ポイントは、息の強さを意識するです。
強すぎず弱すぎず、ちょうど良い強さで発音することが望ましいです。

強すぎると発音が力んでしまったり、弱すぎると発音が不十分になったりします。
肩や首の力を抜いてトレーニングをしてみましょう!

初めはなかなかうまくできないかもしれません。ですが、練習を続けていくうちに、息の出る方向や力がわかるようになってきます。

これだ!という息の出し方を見つけることができれば、少しずつ発音が変わっていきます!

滑舌改善は息と舌が鍵

滑舌を改善するには、「舌の動きに注意しながら、息の出し方にも注意して発音すること」が大切です。

これを意識しながらトレーニングすることで、確実に滑舌を良くすることができます。滑舌のトレーニングはどれも地道な練習です。しかし、的確な練習をすることで少しずつ滑舌は改善していきます。

舌の使い方を練習するとのと並行して、息の出し方も意識してトレーニングをしてみてください♪

次回は発音時の"音の繋がり"

次回のコラムでは、滑舌の悪くなる原因「音の繋がりがうまくいかない」の対策についてご紹介します。

★息の出る場所と強さを意識する!

 

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著者

林 桃子(言語聴覚士)

経歴

・リハビリテーション病院 勤務
・総合病院 勤務
・デイサービス 非常勤勤務
・言語聴覚士養成校 非常勤講師

*出典・参考文献・書籍
1)小寺富子”言語聴覚療法臨床マニュアル 改定第2版”協同医書出版社(2004): 348-397,418-439.
2)本間慎治ら”言語聴覚療法シリーズ7 改定 機能性構音障害”建帛社(2007):11-116.
3)白坂康俊,熊田政信“言語聴覚士のための機能性構音障害”医歯薬出版株式会社(2012):20-229.
4)阿部雅子. "構音障害の診断と治療." 音声言語医学 43.3 (2002): 316-324.
5)西尾正輝“ディサースリアの基礎と臨床 第1巻 理論編”インテルナ出版株式会社(2006): 49-72.