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滑舌を良くする発音の方法を身に付けよう
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~ 滑舌コラム ~ 滑舌コラム④:単語のつながりを改善する方法

滑舌が悪くなる原因は5つありました。具体的には
「①舌が力んでいる」
「②舌の使い方が下手」
「③息を口の中心から出せない」
「④音の繋がりがうまくいかない
「⑤舌の持久力がない」でしたね。

今回は、原因の4つ目である「音の繋がりがうまくいかない」を解決する方法をご紹介していきます。

滑舌を良くするトレー二ング方法を紹介しています

まずは音2つから改善!

発話は音の集合体

私たちがコミュニケーションをとるためにも使っている言葉である単語や文は、音が連なって出来ているからです。

例えば、「ありがとう」とうことばがあります。これは「あ」「り」「が」「と」「う」という1文字1文字がつながっているのです。その意味で、1文字1文字の発音をしっかりすることはとても大事です。

滑舌と音の繋がりの重要性

次の段階としては「つながり」を意識することが大事になります。

例えば「ありがとう」の「あ“りが”とう」=“りが”の部分が発音できないとします。これは、“り”⇨“が”の繋がりがうまくいっていないといえます。

1音ができても、2文字の発音(=2音の発音)ができない。これでは、たくさんの音を連続する必要がある日常会話を良くすることは難しいです。

1文字の発音がうまくできるようになったら、次に2文字を正しく発音できるようにしていく必要があるのです。

滑舌を良くする2つのポイントを解説しています

レッスン④ 連続する音の改善

では、トレーニングに進みましょう!

滑舌が悪くなる原因の4つ目「音の繋がりがうまくいかない」を改善する練習です。

音の繋がりを集中練習!

目的
・2つの音を確実に発音する
・隣り合う音を常に意識する
・音の繋がりの発音を改善する

2音の練習
下記に「ラ行」と「ナ行」の組み合わせがあります。

一行ずつ、各5回を1セットとして1日に2セットを目安に行って下さい。

①らな、らに、らぬ、らね、らの
②りな、りに、りぬ、りね、りの
③るな、るに、るぬ、るね、るの
④れな、れに、れぬ、れね、れの
⑤ろな、ろに、ろぬ、ろね、ろの

2音の練習をしてみていかがでしたか?意外と、発音しにくい組み合わせが多いかったという方もいるかもしれませんね。

とても地味な練習ですが、2つの音の組み合わせが確実に発音できないのに、3つ以上の音からできている単語を発音することは難しいです。

しかし、音の繋がりを意識して練習することで、日常会話が改善しやすくなります。

練習を続けると、いつも発音しづらいな〜と思っていた組み合わせがいつの間にか終わってた!言えてた!という瞬間がきます。

根気強く練習を続けてみて下さい♪

滑舌トレーニングで改善を目指そう

文字数を徐々に増やす

単語や文章を発音するとき、単語などを1つのかたまりとして捉えてしまいがちです。

しかし、単語は1つの音が集まったものであり、文章や会話なども1音の集まりです。

単語や文の練習は音読することに夢中になってしまい、音の繋がりを意識しないことが多いです。

1つ1つの音を丁寧に発音して、その繋がりを確実にしていくことが大切です。こうすることで、正しい発音動作を続けることができるようになります。

すぐにスラスラと滑舌良く話せるようにはなりません。

隣り合った音によって発音が曖昧になりやすくなることもあります。なかなかうまく単語の発音が改善しないということもあると思います。

しかし、焦りは禁物です。

急がず丁寧に1つ1つの音を確実に発音できるようにしてみてください。すると、正しい発音動作を連続して行うことができるようになります!

次回は発音時の持久力

次回のコラムでは、滑舌の悪くなる原因「舌の持久力がない」の対策についてご紹介します。

★音の繋がりは2音から練習する

 

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著者

林 桃子(言語聴覚士)

経歴

・リハビリテーション病院 勤務
・総合病院 勤務
・デイサービス 非常勤勤務
・言語聴覚士養成校 非常勤講師

*出典・参考文献・書籍
1)小寺富子”言語聴覚療法臨床マニュアル 改定第2版”協同医書出版社(2004):348-397,418-439.
2)本間慎治ら”言語聴覚療法シリーズ7 改定 機能性構音障害”建帛社(2007):11-116.
3)岡山恵子、船山美奈子“構音障害のためのドリルブック 改定第2版”協同医書出版社(2006):22-211.
4)白坂康俊,熊田政信“言語聴覚士のための機能性構音障害”医歯薬出版株式会社(2012):20-229.
5)平野哲雄,長谷川健一,et al.”言語聴覚療法臨床マニュアル改定第3版”協同医書出版社(2014):364-439.