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滑舌コラム⑧:滑舌と吃音の違いって何? | 吃音・滑舌改善サイト
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~ 滑舌コラム ~ 滑舌コラム⑧:滑舌と吃音の違いって何?

前回は発展編として、滑舌の定義と意味についてご紹介しました。

発展編-診断,お悩み相談
コラム⑥ 滑舌診断とチェック
コラム⑦ 滑舌と障害の可能性
コラム⑧ 滑舌と吃音の違い
今回は、発展編の3つ目として「滑舌と吃音の違い」について解説していきます。

このコラムを読んで欲しい人

滑舌か吃音かわからない方にオススメです。
なぜかというと、自分の症状に合った練習をしないと悪化することがあるからです。
例えば
・吃音なのに発音の練習をする
・滑舌が悪いのに吃音の練習
このどちらでも症状が悪化してしまいます。
せっかく頑張っても悪化してしまうのは、もったいないですね。
このコラムを読んで、適切な練習に進んでください♪

滑舌と吃音は似ている?

滑舌と吃音での悩み

滑舌、吃音で悩む方はそれぞれ悩んでいることを同じような表現をすることがあります。

例えば、
・たどたどしい話し方になる
・うまく話すことができない
などがあります。

しかし、滑舌が悪くなる状態と吃音は、全く異なる状態です。

構音障害と吃音の相違点

では、滑舌と吃音の相違点を見ていきましょう!

 

滑舌

吃音

問題

発音がうまくできない

言葉に詰まる

原因

明らかな原因はない

明らかな原因はない

症状

・舌をうまく動かせない

・正しい発音ができない

・舌の使い方が下手

・言葉が詰まる

・言葉を繰り返す

・言葉を引き伸ばす

トレーニング

発音の練習

どもらない話し方の練習

目指すゴール

正しい発音をする

つまらずに話す

 

このような相違点があります。こうしてみると違う点の方が多いことがわかりますね。

滑舌が悪くなる方は、機能性構音障害であることが多いです。このコラムでは、できるだけわかりやすくお伝えするために機能性構音障害の特徴を”滑舌”としてご紹介します。

滑舌と吃音の詳しいいろいろ

滑舌と吃音をもう少し詳しく解説していきます。

滑舌

明らかな原因がないにもかかわらず発音がうまくできなくなってしまいます。

例えば、
・「ありがとう」の「り」の発音が変
・「ありがとう」の「り」→「い」になる
このように発音自体が変わってしまいます。

日本語には正しく発音するための舌の動作が存在します。私たちは、成長していく過程で正しい日本語の発音を身につけます。

しかし機能性構音障害の場合、この発音の獲得過程で正しい発音ではなく、自己流の発音を身につけてしまいます。

自己流の発音というのは、正しい発音ではなく、自分の発音しやすい発音動作をしてしまういうことです。これが“滑舌が悪い”と苦しむ原因です。

吃音

吃音は、初めの音が出なかったり、同じ音を繰り返してしまったりします。

例えば、
・「あ、あ、あ、ありがとう」
・「っっっっっっありがとう」
このように、”言葉に詰まる”ことで、発言することが難しくなってしまいます。

吃音に悩んでいても、スラスラと話すことができる力は持ってします。

しかし、自分の意思とは別に、「どもってしまう話し方」になってしまうということです。どもってしまう話し方がスムーズに話すことを邪魔してしまうイメージです。

吃音に悩む方はどもってしまう話し方を持っているといえます。

吃音でも滑舌が悪く⁈

吃音と滑舌の関係

滑舌が悪くなることと吃音の症状は、基本的に異なる現象です。

しかし、言葉を発する時に起こることですので、関係してしまうこともあります。

吃音の症状の一つに、発音が関わるものがあります。

吃音で滑舌悪化のメカニズム

吃音の中核症状に、言葉が詰まってしまう「ブロック(阻止・難発)」があります。

これが起こる時に、発音が悪くなってしまうことがあります。

例えば、「こんにちは」と言うとき
「っっっっっっ」と言葉に詰まるが、頑張って言おうとして「きょんにちは」のようになる。

このように、噛んでしまった?と思われるような発音の誤りをすることがあります。

これは、舌の動きが悪いため起こる滑舌の問題ではなく、一生懸命目的の言葉を言おうとして、発音がうまくできなかった…ということです。

適切な練習を!

滑舌と吃音のどちらであっても、悩みは十人十色です。

悩みを解決するには、抱えている悩みに合った練習をすることが大切です。

特に吃音の改善は、言語聴覚士など言葉の専門家によるリハビリが必要だといわれています。滑舌も専門家に頼ることで、より効率的な練習をすることができます。

必要に応じて、専門家に頼ることも視野に入れて悩みを解決していってください♪

滑舌を改善したい方へ

最後に、これまで「滑舌」コラムにお付き合いいただき、ありがとうございました。

滑舌が改善するとコミュニケーションをとるのが楽しくなります。大切な人たちとより豊かな時間を過ごすことができるようになると思います。

まずは、ご紹介した練習を行ってみてください。そして、滑舌を改善したい!という方は、弊社の滑舌改善通信講座を受けてみませんか。

弊社では、言語聴覚士が滑舌改善レッスンを担当しています。

言葉の専門家が滑舌を見極めて、あなたに合った練習を一緒に行っていきます。気軽にご連絡ください(^ ^)

みなさんの滑舌が良くなるよう、講師も一緒に頑張ります!

★滑舌が悪いのと吃音は全く別物!

著者

林 桃子(言語聴覚士)

経歴

・リハビリテーション病院 勤務
・総合病院 勤務
・デイサービス 非常勤勤務
・言語聴覚士養成校 非常勤講師